牛乳は体に悪いって本当?その理由を解説します。

牛乳って体に良いイメージがありますか?悪いイメージがありますか?
今でも給食で当たり前のように出てきますし、私が小学生や中学生の頃は身長伸びるぞー!なんて言われてたから、牛乳嫌いな子の分までもらって飲んでいました(結果的には身長はそこまで高くありません)。

当該記事は牛乳が体に悪いと言われている理由を解説します。
逆に体に良いとされている意見もありますね。そこにも少し触れておきましょう。

良いも悪いも判断するのは消費者側です。
学校に出てくるものを子供が判断は出来ません。判断するのは親になるでしょう。

皆飲んでるから別にいいやではなく、リスクについてもしっかり学んでいきましょうね!

目次

牛乳が体に悪いとされている理由

いきなりですが、結論から言いましょう

メリットもあるかもしれません。
しかし、それ以上にデメリットが多すぎる。

*私は食や健康について考えたいだけでの一般人です。専門家ではありません。
こういったサイトを運営しているから悪いと決めつけているわけではなく、中立的な視点にたって判断しています。

判断するのはあなたです!
この記事を読んで、判断材料にされて下さいね。

牛乳が体に悪いとされている理由を解説していきます。

理由①:実際にはカルシウムはあまり取れない

「カルシウムが豊富だから牛乳の飲みなさい!」言われたことありませんか?

確かにカルシウムは1リットルあたり1200ミリグラム入っています。
それだけ聞くとカルシウム豊富じゃん!って言いたいところですが、そこにマグネシウムとリンが関係します。

カルシウムが体内で代謝されるためにはマグネシウムが必須ですが、
牛乳にはマグネシウムがほとんど含まれておらず、カルシウムが体内で代謝されません。

リンの含有量が多いがゆえに、腸内でカルシウムと結合した結果、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。

このようにカルシウムが入っていても、カルシウムは吸収されていないという事実です。

理由②:日本人は乳製品に弱い

牛乳は日本で飲まれるようになって日が浅いとされています。幕末、明治辺りでしょうか。
日本人は乳糖不耐症、乳糖アレルギーが多いともいわれています。

簡単に言えば乳糖を代謝する酵素を持っておらず、お腹がゴロゴロしたりします。

これは漠然とした意見かもしれませんが、飲むことで不調になる飲み物を飲む必要はありませんね。
言葉でお腹が痛い等言えない子供に飲ませるのはもっとNGです。

理由③:アレルギーのリスク

牛乳のたんぱく質成分である「ガゼイン」によって腸が炎症を起こし、アレルギーの原因になります。
母乳にも含まれてはいますが、種類が違っており、牛乳に含まれるガゼインは腸内で消化・分解が出来ません。

消化されないガゼインが腸内を荒らし、アレルギー(ぜんそくやアトピー、花粉症など)の原因になるとされています。

理由④:骨粗鬆症のリスク

骨を強くするのかと思いきや骨粗鬆症のリスクになると言われています。

これは「脱灰(だっかい)」という作用が関係しています。
牛乳の動物性たんぱく質が消化器内で分解されてアミノ酸となり、体内でのアミノ酸の量が過剰になることで血液が酸性に傾きます。つまり、脱灰とは酸性に傾いた血液を中和するために骨の中のカルシウムを溶かし、中和しようとする作用の事です。

結果的に骨粗鬆症に繋がってしまうと考えられています。

理由⑤:前立腺がんや卵巣がんのリスクが約1.5倍

効率よく搾乳するために乳牛を妊娠させ続けることが多いため、妊娠中は女性ホルモンが高くなります(エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン))

高い女性ホルモンは血液である牛乳に含まれてしまいますので、それを摂取すると乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどを引き起こす可能性が高いと言われています。

エストロゲンと乳がんの発症の関係については割愛しますが、周知の事実ですね。

理由⑥:牛さんの飼育環境・飼料(エサ)の問題

飼育環境の問題についてですが、生産性を求めるあまり牛さんは過密飼育で紐で繋がれたままが多いです。
その状態では牛さんはストレスを感じ、さらには糞尿もその場でするため不潔となりやすく病気になりやすいです。
その対策として病気をしないために抗生剤や抗菌剤が投与されます。
過剰に投与されたものは牛乳として体外に排出されます。

飼料の問題についてですが、乳牛に限らず畜産関連の飼料にはトウモロコシなどが使われているのはご存知だと思います。
その原料の多くが海外から輸入した遺伝子組み換え作物であるという事実。

牛乳として、肉として売ってあるから気にならない事も多かったと思いますが、実際には遺伝子組み換え飼料を食べ、ストレスだらけの生育環境で薬漬けにされた牛から出た血液を飲んでいると思っても良いのです。

牛乳についての私の意見

「牛乳を積極的に取りなさい!」といった時代はもう終わったと思います。
理由は先に述べたようにデメリットのほうが多すぎるからですね。

とは言え、私もコーヒーに少しのミルクを入れる事もあるので完全に除去出来ているわけではありません。

牛乳は健康に悪い!おいしくない!と思っている人は飲まなくていいです。正解です。
私みたいに完全に除去できない人は「嗜好品」程度に留めましょうね。

牛乳は健康に良いという意見がありますが、その意見は表面的な部分だけで悪いことについてはあまり書かれていません。

良いというからには良い部分を押し出すのも間違ってはいませんが、メリットデメリットを述べてこそ優良な意見といえましょう。

牛乳を飲むには低温殺菌牛乳、NON-GMO、ノンホモ牛乳などこだわったものを選ぶと良いでしょう。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

本業は医療技術系の業務。子供が生まれたのをきっかけに食の安全について考える事が多くなり、オーガニックへの興味を持つようになる。そして食の安全や体にとってやさしい生活が出来るような情報を発信すべく、「ゆったりオーガニックライフ」を開設。読者にとって有益な情報が発信できるよう日々記事を執筆中。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる