食品添加物のイメージは「悪いもの」「がんの原因になるもの」といったネガティブなイメージも多い。
私自身も「悪いもの」として捉えている。
食品添加物が安全といわれている意見をみていきましょう。
食品添加物は実際にどのように安全性を判断しているのか?
【安全性はある、摂取しても問題ない】としている意見はここを読めばわかります。
安全性の評価として、動物実験によって得られたデータをもとに判断されます。
指定添加物の安全性を評価する試験としては、動物を対象に28日、90日、1年間と期間を定めての反復投与毒性試験、発がん性併行試験、抗原性試験、変異原性試験、一般薬理試験、体内動態試験を行います。
これらの動物試験で得られた無毒性量*1)をもとに、添加物ごとに1日摂取許容量(Acceptable Daily Intake:ADI)*2)が設定されます。
ここを踏まえて、添加物が特に問題ないとしている意見が以下になります。
いきなり答え言っちゃいましたけど、これってどうなんですか?
つまり、私たち消費者側の捕らえ方は大きく分けると以下になりますね。
気にしない派
・実際に添加物は摂取限界のさらに少ない量(極少量)しか摂取していないなら少しくらい気にしないでいいや。
美味しいもの食べられたらいいから、添加物なんか気にしなーい。
気にする派
・影響がないといわれている根拠がないのに、劇物を摂取していいわけがない!添加物がある加工品は食べたくない!
私は断然、気にする派ですが…。
あなたはどっち?
どうして食品添加物は嫌われているのか?
答えは簡単。
実際に発がん性が疑われて使用が禁止されているものが存在するためです。
そのほか、アレルギーの原因や発達障害などの原因になるともいわれており、その影響を考えるとキリがないほどです。
アメリカでは使用禁止されているものが日本では使用されていたりと、日本の管理の甘さに慎重にならざるを得ない意見もありますね。
食品添加物はどんな種類があるの?
現在の日本では主に4つに分類されている。
下記を参考にしてほしい。
1.指定添加物
指定添加物とは科学的なエビデンスをもとに審査を得て、厚生労働大臣により認定を受けた添加物とされている。合成添加物のほか、天然添加物も含まれている。
2.既存添加物
既存添加物とは1996年時点で長年の使用経験から安全と判断された天然の添加物である。当初よりは数が減り、現在は360品目ほどが存在する。
3.天然香料
天然香料とは既存添加物と同じで、長年の使用経験から安全と判断された天然の香料のこと。
4.一般飲食添加物
一般飲食添加物とは食品を添加物として使う場合に用いる(オレンジ果汁など)
添加物を容認する人の意見として無添加でも安全ではないという。
添加物において実際には摂取限界のさらに少ない量しか摂取していないから大丈夫という意見もわからなくもない。
しかし、筆者としては体に害がある危険がある以上、積極的に摂取すべきものではないと考えます。
では無添加だから安全かというと実際そうでもありません。
保存料無添加という商品は保存を効かせるためにph調整剤や乳化剤を用いる場合もあるようです。
無添加の加工品を買う場合はよーく、成分表示を読みましょうね。
・無添加だと食中毒が怖い
と言って、無添加を推奨せず保存料まみれのお弁当やパンをおすすめする人もおります。
無添加だと食中毒は確かにリスクはあります。
保存料を入れていない分、そのリスクは高くなるでしょう。
しかし、お弁当は消費期限がそもそも早く設定されております。
無添加お弁当で食中毒が多ければもっとニュースになっていますし、無添加お弁当は禁止されてしまいますよね。
保存料を入れて菌を抑制し、その抑制された弁当を食する方がよっぽど怖い。そう思います。
・無添加のお弁当はおいしくないでしょ?
この言葉は添加物にまみれて味覚が麻痺しているから出る言葉。
本来の素材の味を思い出して欲しいものです。
無添加のものはできるだけ早く食べる
ここを守れば食中毒のリスクは大幅に減らせるでしょう。
まとめ 添加物の安全・危険は消費者が決める
実際のところ、完全に排除しようとすると結構ストイックにやらないと難しいのが我が国での現状ですね。
添加物に対する考えはこうあるべきだ!という訴えはエゴにもなりかねませんし、私たち消費者がどう捉えるかが問題です。
体にとって少なからず影響がある添加物ですから、家族・個人でどう考えるか一度は考えても良いと思います。
完全に排除する。少しは仕方ない。まったく気にしない。
人によって様々ですがそれでいいのです。
健康に興味がある人は出来るだけ排除しましょうね。
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